グリーンベルトは、どんな役割を担うのか?
グリーンベルトとは、チャンピオンから依頼された改善テーマにつき改善活動を担う「実行リーダー」であり、必須の人材です。
グリーンベルトには、①基礎的な改善ツール技法と、②チームを牽引するファシリテーション技法の両方を兼ね備えた技量が必要です。本コースでは、リーングリーンベルトに必要な知識と技量の養成を行います。
1.概要
リーン グリーンベルトコース | |
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対象者 | グリーンベルト候補の方 |
期間 | 2日 | 日程 | 貴社及び担当講師の都合を調整の上、決定します。 |
会場 | 貴社 |
講師 | 株式会社株式会社融合経営 講師 |
言語 | 日本語または英語 |
問合せ・見積 | 本研修に関する問合せ・見積り依頼はこちらから |
2.内容
第1章 リーン手法とは
第2章 改善テーマの選定(VSM作成演習)
第3章 Defineフェーズ
チャーター
SIPOC
顧客の声(VOC)
メトリクス(COPQ)
第4章 Measureフェーズ
サンプリング
データ収集計画(DCP)
データの視覚化
第5章 Analyzeフェーズ
真因を特定するデータ
言語データからの真因の特定
特性要因図、なぜなぜ分析、PICKチャート
第6章 Improveフェーズ
ソフトツール
トヨタ生産方式ツール(平準化、アンドン、A3レポート)
パイロットチームでの活動
第7章 Controlフェーズ
コントロールプラン
管理図
活動定着のための工夫
第8章 Validation(評価)
第9章 本コースのまとめ、理解度確認
※ 上記掲載の内容はサンプルです。随時、断り無く変更となります。
リーンシックスシグマとは
1. リーンシックスシグマとは
リーンシックスシグマ(Lean Six Sigma)とは、シックスシグマ(ばらつきの削減)とリーン(ムダの排除)を融合させた最新の改善手法です。近時では、TOC(全体最適)を融合させています。リーンシックスシグマは、シックスシグマ、リーン、TOCの3つの手法を、常に活用するものではなく、活動の内容に合わせ、最適な手法やツールを選択する点に特色があります。バリューストリーム分析により全体最適に向けた改善テーマを洗い出し、組織の経営目標に応じた重大性や緊急度などを考慮し、改善活動の優先順序や手法を計画し実行します。
2. リーンとは
リーン(Lean)とは、プロセスのムダ排除を通じ、業務スピードの向上を目指す改善活動です。リーンはトヨタ生産方式を起源にしますが、展開方法がより明解です。
リーンの特色は、①あらゆる業務が対象であり(業務改善の70%はリーンの対象)、②活動期間が短期である点です。短期とはいえ、1回で終わる活動ではなく継続的な改善は必要です。リーンを行う場合のポイントは、活動計画を策定したら、「第一歩を早く始める」こと。最初から完璧を目指さず、走りながら改善します(継続的改善)。外部のビジネス環境はもの凄い速さで変動しています。待ち時間こそがムダになるのです。
3. シックスシグマとは
シックスシグマ(Six Sigma)とは、定量的手法を活用するプロセス改善活動です(ISO13053-1参照)。
シグマとは元来、分布のばらつきを示す統計用語です。シックスシグマは、100万回の作業につき欠陥が3.4回しか発生しない程度のばらつきを意味します。欠陥ゼロがあり得ない以上、改善活動としてのシックスシグマは、業務プロセスのばらつきを、極めて小さい状態にすることを通じ、事実上、完璧なパフォーマンスレベルを目指す活動と言えます。シックスシグマの特色は、①徹底的なデータの活用(勘・経験・度胸だけの排斥)、②改善人材の育成と財務成果の獲得を同時に行う点です。誰もが納得できる内容です。
4. TOC(制約理論)とは
TOC(制約理論)とは、業務プロセスの最適化を通じ、企業のゴール(継続的な利益拠出)達成を目的とする経営管理活動です。
全ての業務フローを制約条件に合わせ、同時に制約条件の改善を行うことにより、プロセスの全体最適化を図ります。TOCは、書籍「ザ・ゴール」で一躍注目を得ました。TOCに基づき全体最適に向けた改善活動の計画を行うことで、シックスシグマやリーンをはじめとする改善活動が、よりに効果的に行えます(書籍「ザ・ベロシティ」参照)。近時、この融合手法はTLS(TOC & Lean Six Sigma)とも呼ばれます。
5.参考:リーン・スタートアップ
リーン・スタートアップとは、コストをあまりかけずに最低限の製品やサービス、試作品を作って顧客の反応を見るというサイクルを繰り返すことで、起業や新規事業の成功率が飛躍的に高まるという手法。リーン・スタートアップのポイントは、新たな事業を小さく始めて成功しそうかどうかを早期に見極め、芽がないと判断したら、すぐに製品やサービスを改良したり、事業の内容を一新したりして、軌道修正を繰り返すことにある。傷が浅いうちに進路を変更し、重傷を負って事業そのものが継続できない事態に陥ることを防ぐ。こうしてチャレンジを続け、成功へと近づけていく手法です。
開催までの流れ
- (1)お問い合わせ、概算費用の発行
- ご希望の内容、時期、人数などをお知らせください。
概算をEメールにてお届けします。
- (2)日程の調整、仮予約
- 貴社のご希望日程(複数)をお知らせください。
人気講師は日程が早く埋まりますので仮予約をします。
- (3)研修プログラムの決定
- 貴社ご希望内容を考慮し弊社で企画します。
- (4)見積書の発行
- 見積をEメールにてお届けします。
- (5)お申込み
- 弊社指定の申込書を記載し、ご提出ください。
- (6)教材のお届け
- 教材は研修の開始前に貴社宛て送付します。
会場及び機器は、貴社にてご準備をお願いします。
- (7)研修の実施
- 計画どおりに研修を実施します。
- (8)修了証の授与
- 当日又は後日、コース修了証をお渡します。
- (9)ご請求書の発行
- 貴社宛てにご請求書をお届けします。