ISO 9001:2015が、2015年9月15日に発行されました。
ISO9001:2015規格の購入は日本規格協会より購入することが可能です。
JISは11月20日に発行されました。
改正についての問合せ・研修のご相談
ISO 9001:2015移行のスケジュール
ISO9001:2015
2015年度版発行後、3年以内に認証企業は移行審査を終える必要があります。
これはJISの発行から3年ではなく、ISO発行から3年と定められているため、
遅くとも2018年9月までには移行審査を完了する必要があります。
ISO 9001:2015規格の変更ポイント
マネジメントシステムの共通化(規格構造の統一)
今後制定/改訂されるISOマネジメントシステム規格は、「構造、分野共通の要求事項及び用語・定義を共通化すること」が定められました。複数のマネジメントシステム認証を取得している企業にとっては各マネジメントシステムの整合性が図りやすくなったと考えられます。
今後制定/改訂されるISOマネジメントシステム規格は、「構造、分野共通の要求事項及び用語・定義を共通化すること」が定められました。複数のマネジメントシステム認証を取得している企業にとっては各マネジメントシステムの整合性が図りやすくなったと考えられます。
手順書やマニュアル、記録要求の軟化
マニュアルの作成要求が無くなり、文書と記録の考え方についても軟化傾向にあります。また「文書化した情報」という言葉を使い、紙でなく電子データで管理されているものも認めている、時代に合わせた変更となっています。
マニュアルの作成要求が無くなり、文書と記録の考え方についても軟化傾向にあります。また「文書化した情報」という言葉を使い、紙でなく電子データで管理されているものも認めている、時代に合わせた変更となっています。
リスクベースに基づくマネジメントシステムの構築
発生し得るリスクや機会(チャンス)を想定したマネジメントシステムの構築と運用が求められます。具体的には組織が期待する成果を上げるまでのプロセスの中にある様々な外部および内部のリスクを想定しマネジメントシステムを構築するという考えです。
発生し得るリスクや機会(チャンス)を想定したマネジメントシステムの構築と運用が求められます。具体的には組織が期待する成果を上げるまでのプロセスの中にある様々な外部および内部のリスクを想定しマネジメントシステムを構築するという考えです。
規格改正対応に最適な講座
コンサルティング
ISO9001:2015年度版移行対応にかかる作業を行います。
規格の変更部分を演習を交え実施します。
前提条件:文書入力作成、記録の作成は企業様に実施いただきます。
企業内セミナー
ISO9001:2015改正規格解説コース(コード:QMT)
1日コース
ISO9001:2015年版改正規格を解説するコースです。
当社が誇るISO9000審査員研修コースの主任講師陣が講義を担当します。
eラーニング
ISO9001 改正点と内部監査のポイント
音声が再生されます。ご注意ください。
改正点と内部監査のポイントをeラーニングで学習します。
1時間程度の内容なのでポイントを正しく学ぶ事ができます。
ISO 9001:2015規格の構成
2015年9月に発行されたISO9001:2015の構成は以下の通りです。
- 4組織の状況
- 4.1 組織及びその状況の理解
4.2 利害関係者のニーズ及び期待の理解
4.3品質マネジメントシステムの適用範囲の決定
4.4 品質マネジメントシステム及びそのプロセス
- 5リーダーシップ
- 5.1リーダーシップ及びコミットメント
5.1.1品質マネジメントシステムに関するリーダーシップ及びコミットメント
5.1.2顧客重視
5.2品質方針
5.3組織の役割、責任及び権限
- 6品質マネジメントシステムに関する計画
- 6.1リスク及び機会への取り組み
6.2品質目標及びそれらを達成するための計画策定
6.3変更の計画
- 7支援
- 7.1資源
7.1.1 一般
7.1.2 人々
7.1.3 インフラストラクチャー
7.1.4 プロセスの運用に関する環境
7.1.5 監視用及び測定用の資源
7.1.6 組織の知識
7.2 力量
7.3 認識
7.4 コミュニケーション
7.5 文書化した情報
- 8運用
- 8.1 運用の計画及び管理
8.2 製品及びサービス提供に関する要求事項の決定
8.3 製品及びサービスの設計・開発
8.4 外部から提供される製品及びサービスの管理
8.5 製品及びサービスの提供
8.6 製品及びサービスのリリース
8.7 不適合なプロセスアウトプットの管理
- 9パフォーマンスの評価
- 9.1 監視、測定、分析及び評価
9.1.1 一般
9.1.2 顧客満足9.2 内部監査
9.3 マネジメント・レビュー
- 10改善
- 10.1 一般
10.2 不適合及び是正処置
10.3 継続的改善